2013年10月31日

ランチアテージス エンジンオーバーホール完了!

先日、お客様よりエンジンオイルが白くなっている。エンジンの調子は悪くないが一度見てほしいとのご用命をいただいた。
車はランチア・テージス
確認すると、エンジンオイルが白濁している。
おそらくエンジン内部に冷却水が混入している可能性が高い。
エンジンをばらす必要がありそうだ。

このテージス車格はかなり大きい(レクサスLSぐらい)がエンジンルームが狭く整備性が悪そうなので
エンジンを脱着して修理することにした。


車両よりエンジンを下したところです。

部品がそろったところでオーバーホール作業にとりかかる。

シリンダーヘッドを外すとガスケットが
切れているところが見つかった。
ピストンを外してシリンダーの測定とシリンダーヘッドの
平面測定を実施。
特にエンジンにはダメージは無いようだ。
原因がわかったのでエンジンの組み付け作業にとりかかる。



エンジンの組み付け作業が終了して、エンジンを車両に搭載した。
 エンジンを始動できるぐらいまで作業が進んだのだが、
古いイタリア車の場合、重整備の作業すると電装システムの不調がでることが多い
不安と期待の状態でエンジンを始動した
無事にエンジンは始動でき安堵したのもつかの間、
嫌な予感が見事的中!
エンジン警告灯が点灯
エンジンの調子はすごくよいのに警告灯のみ点灯状態。
そこは割り切って故障診断を実施
原因はすぐにわかって修理し無事に警告灯も消灯した。

無事に作業が完了して、お客様にお渡しできました。
重整備のご用命もキリヤマガレージにおまかせください。  


Posted by キリヤマガレージ夏目 at 16:28 │コメントをする・見る(0)輸入車修理

2013年10月26日

レンジローバー エアサス修理完了

レンジローバーの車検とエアサスの故障で車高が下がったままなので修理してほしいとのご用命をいただいた。
確かに車高が下がりきっており、乗りごごちも悪くなっている。
お預かりした以上結果を残したい一心で故障診断に取り掛かる。

修理中のレンジローバーです。

重量のある車なのでリフトを使用せず、リジットラックを使用しての作業となった
今回はエアサス系統の配線とアクチュエーターを丁寧に調べることにした


エアサスリレーの点検すると、電気が来ていない。
リレーより手前側の制御部分の点検を集中的に行った。

故障の原因はエアサスハイトコントロールの故障でした

が・・・しかし部品の値段がものすごく高い
お客様よりなるべく安くとの指示があるため簡単には交換できない。
そこでキリヤマガレージの知恵と技術でこの難局を乗り切ることにした。

ハイトコントロールを使用せずにエアサスバルブとエアサスコンプレッサーを制御する回路を作成
組み直して車高が上がることを確認して修理完成!


お車の修理のご用命お待ちしております。
  


Posted by キリヤマガレージ夏目 at 18:48 │コメントをする・見る(0)輸入車修理